7月 15, 2021 20:12 Asia/Tokyo
  • 大阪高裁
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関西の住民有志などによる展示会「表現の不自由展かんさい」について、会場となる大阪の施設が利用予約を取り消した問題で、大阪高等裁判所は15日木曜、主催者側に施設の利用を認める決定を出しました。

毎日新聞などによりますと、この決定を受け、企画展は予定通りあす16日から開催されます。

「表現の不自由展かんさい」は7月16から18日にかけて、大阪市中央区の「エル・おおさか」で開催が予定されており、2019年に愛知県で行われた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の作品の一部が出展予定でした。

しかし、展覧会の中止を求める抗議活動が相次いだことから、施設の指定管理者が「施設利用者の安全確保が困難だ」として、6月25日付けで会場使用許可を取り消していました。

大阪地方裁判所は今月9日、この処分の執行停止を求めた実行委員会側の申し立てに対し、「会場の安全を脅かす具体的な危険が認められない」とした上で、「正当な理由がない拒否は憲法の保障する表現の自由の不当な制限につながる」と判断し、会場の使用を認める決定を出しました。

施設側はこの決定を不服として、大阪高裁に即時抗告していました。

 

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