8月 03, 2021 18:36 Asia/Tokyo
  • サウジでの弾圧
    サウジでの弾圧

国際人権NGOアムネスティ・インターナショナルが、サウジアラビアがG20首脳会議の議長任務を終えた後、弾圧行為が激化されたことを明らかにしました。

フランス通信によりますと、アムネスティ・インターナショナルは3日火曜の声明で、「サウジアラビアは、2020年にG20首脳会議の議長を務めるのに合わせて国内での弾圧を緩めていたが、会議終了後の今年の始めから、人権擁護家や抗議者に対する迫害・嫌がらせを激しくさせた」としました。

アムネスティ・インターナショナル西アジア・北アフリカ支部副長のLynn Maalouf氏は、この件に関して「G20のサウジ政府への注目が逸れたとたんに、同国の高官らは、自由に意見を述べたりサウジ王家を批判する勇気を持った人々に対し、無慈悲な措置の続きを再開した」と述べました。

また、「サウジの昨年の死刑判決件数が85%減小したといっても、今年1月から7月にかけては、少なくとも40人の死刑が執行され、昨年の総数をすでに上回っている」と指摘しました。

ヒューマン・ライツ・ウォッチをはじめとした多くの国際機関や人権団体は、サウジアラビアにおける表現の自由の弾圧、死刑、抗議者や人権活動家の拘禁について、これまでに幾度となく批判しています。

これらの団体はサウジアラビア政権を、世界の主要な人権侵害国のひとつだと認めています。

 

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