イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、インスタグラムとフェイスブックにある同国イスラム革命最高指導者ハーメネイー師のアカウントをメタ(旧フェイスブック)社が凍結したことについて、言論の自由の侵害であるとともに倫理に悖る侮辱的な違法行為だとしました。
イランの報道各社がパレスチナ・ガザ地区におけるシオニスト政権イスラエルの犯罪を新たに暴露したことを受けて、アメリカ政府の命令により、イランのアラビア語放送「アルアーラム・チャンネル」のSNSが凍結されました。
国際人権団体HRWヒューマンライツ・ウォッチが、「メタ社傘下のSNSであるフェイスブックとインスタグラムは、パレスチナ・ガザ地区に対するシオニスト政権イスラエルの攻撃の開始以来、自らが運営するSNS上のパレスチナ支持者の声をもみ消してきた」と表明しました。
これまでに西側諸国で数十人の著名人がパレスチナ支持を理由に弾圧され、職場から解雇されていることが明らかになりました。
西側諸国で、シオニスト政権イスラエルに対する抗議行動をめぐって言論の自由が侵害されています。
イラン政府のバハードリージャフロミー報道官は、「西側の求める言論の自由とは、抑圧されたガザ地区から人々の叫びがわずかでも世界に届いてはならないということを意味する」としました。
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相はデンマーク外相と電話会談し、スウェーデンやデンマークでイスラム教の聖典コーランに対する冒涜行為が続いていることを非難し、「表現の自由を口実に、宗教的価値が毀損されることがあってはならない」と述べました。
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は、「言論の自由を口実に、イスラム教徒を初めとする啓示宗教の信者らの神聖さへの侮辱行為を許すべきではない」としました。
国際報道自由デーだった3日、米国務長官の講演会場から同国の2人の平和活動家が退席を迫られ、追放される出来事がありました。
アントニオ・グテーレス国連事務総長が、5月3日の「世界報道自由デー」にちなみ、「報道の自由は民主主義と正義の基本原則であり、人権の中核である」と語りました。