7月 15, 2021 14:42 Asia/Tokyo
  • 在オーストリア・ウィーン国際機関
    在オーストリア・ウィーン国際機関

在オーストリア・ウィーン国際機関のウリヤノフ・ロシア常駐代表が、「ウィーンでの核合意復活交渉は決してたやすいものではない。だが、これに関して悲観的になる理由はない」と語りました。

ファールス通信によりますと、ウリヤノフ常駐代表は核合意締結6周年記念日に際して、「この合意の現状と将来を悲観的に評価する理由はどこにもないが、同時に過剰な期待をかけてもいけない」と述べています。

核合意復活交渉は、ウィーンでの6回にわたる集中的・継続的な協議の後、最終段階に近づいています。

2週間前にウィーンで開催された核合意合同委員会の最終会合では、各国代表団が、この合意の復活に向けて生じた進展を喜ばしいものだとし、改めて、現時点での複数の未解決問題の解決策の模索を目的とした協議プロセスを真剣に追求していく決意を強調しました。

この会議の終了後、各国代表団はそれぞれの本国に戻り、残りの問題に関する政治的指示を得て、第7ラウンドの会談の準備に取り掛かっています。

核合意復活に向けたウィーン協議の第6ラウンドが終了してから21日が経過していますが、次のウィーン会談となる第7ラウンドの開催時期はまだ発表されていません。

包括的共同行動計画と称する核合意は、2015年7月14日にオーストリア・ウィーンにて、イランおよびEU欧州連合、そして国連安保理常任理事国にドイツを加えた5カ国グループ(中国、フランス、ロシア、英国、米国とドイツ)の間で署名されました。

トランプ前米大統領は、2018年5月8日に自らの責務に反して、国連安保理で承認されたこの合意から離脱し、いわゆる「最大限圧力」政策を議題に掲げました。

ジョー・バイデン現米政権は、ウィーンで進行中の協議を通じて、自国が核合意に戻る道を開くつもりであると主張しています。

しかし実際には、バイデン政権関係者は、これまでの最大圧力政策の失敗を繰り返し認めながら、核合意への復帰に必要な措置を講じることを渋っています。

ウィーンでの核合意復活交渉の第6ラウンドが終了してから21日が経過しているものの、次の第7ラウンドの開催時期はまだ発表されていません。

 

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