7月 28, 2021 20:50 Asia/Tokyo
  • 国際通貨基金
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国際通貨基金(IMF)は、先進国で新型コロナウイルスへの感染が減っているにもかかわらず、来年までは恒常的なインフレが続く可能性が高いと警告し、各国の中央銀行に対して必要な措置を検討するよう要請しました。

CNNによりますと、IMFは27日火曜、「2022年にはインフレ率は大半の国で新型コロナウイルスの拡大以前の水準に戻ると予想されるが、予断は許されない」と発表しました。

一方、米連邦準備制度理事会のパウエル理事長は、「労働市場はいまだ理事会が望む地点からはかけ離れている。インフレは今後数か月は高い水準にとどまると予想される」と述べました。

IMFのチーフエコノミストであるギタ・ゴピナス氏もこれについて、「住宅供給の恒常的混乱や価格の高騰が、恒常的なインフレの要因のひとつである」と述べています。

IMFは最後に、「多くの国で新型コロナウイルスが流行している限り、感染者の割合が減ってきている富裕国・先進国においても経済状況が改善するとは断言できない」と警告しています。

IMFはこれに先立ち、先進国に対し、低所得国向けに財政支援を行うよう求めるとともに、これがなされなければ、世界の経済成長は大きな格差を生み出すことになるとし、数年にわたって社会的混乱や不安の原因となると警告しています。

 

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