米での新型コロナウイルスの影響、非白人に対してより深刻
8月 03, 2021 18:37 Asia/Tokyo
世論調査によりますと、アメリカでの新型コロナウイルス流行の影響は、ラテン系、アフリカ系、アジア系に対してより深刻になっていることがわかりました。
米ニューズウィーク誌は、調査会社ハリスの行った世論調査に触れ、アメリカ在住のラテン系女性4人のうち少なくとも1人が家族・親戚に新型コロナウイルスに感染して亡くなった人がいると報じています。
この報道では、アメリカのラテン系女性の約80パーセントが個人的に新型コロナウイルスに感染したと感じたと答えています。また、少なくとも37パーセントのラテン系女性が、コロナウイルスが流行した時期に精神疾患などの困難に直面したとあります。
この数字は、黒人の間では29パーセント、アジア系では34パーセントでした。
この世論調査は、ことし4月7日から5月16日にかけて、アフリカ系、ラテン系、アジア系の1617人の成人女性に対して行われました。
一方、アメリカの非白人系住民でワクチン接種をした人の割合は、白人のそれよりも大幅に低くなっています。
各種統計によりますと、黒人やアジア系の人々のうちこれまでにワクチンを接種した人は10パーセントに及びません。この数字はラテン系の間では16パーセントとなっています。その一方で、白人の58パーセント以上が少なくとも1回目のワクチン接種を済ませています。
アメリカでのコロナ犠牲者について注目すべきなのは、アフリカ系やラテン系の人々が死者の多くを占めているということです。
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