神が遣わした預言者たちは様々な困難を抱えていましたが、全体で見れば、人間をより高みに導くうえで大きな役割を果たしました。
人類はその歴史上、常に自らの必要を満たすべく努力してきました。それは、人間が生まれつき何かを必要とする生き物だからです。しかし、それには必要なものを見誤ったり、必要に対して間違った回答を選んだりする危険性も付きまといます。
イスラム暦ラマダン月には毎日異なる祈りがありますが、8日目に行われる祈りには、孤児に優しくする、貧しい人々に食事を施す、寛大な人々と交際するなどの教えが含まれています。
イランの宗教専門家でコーラン解説を専門とするモハンマド・アリー・アンサーリー氏は、「イスラムの預言者ムハンマドは女子に対するアラブ民族の誤った思考の排斥に努めた」と語ります。
イランのコルアーン解釈学者であるモハンマドアリー・アンサーリー氏は、「この世での人間の命が永遠でないのは、神の流儀だ」と語ります。
イスラムやその聖典クルアーンでは、一般の人々に中心的役割が担わされています。
反イスラーム主義者はこの宗教を「暴力的」などと非難し、平和や共生といった概念とは相容れないなどと喧伝します。
神と人間をつなぐものは、神が人間の内面に宿した愛です。なぜなら神は人間が神と対話することを好み、そのために人間を創り出したからです。
この世界は神の慈悲のもとに動いています。この物質世界をつかさどっているのは神です。神はある個人や集団を罰しようと思う時、あらかじめ計画を立てます。それも神の慈悲のひとつなのです。
西暦874年1月上旬、シーア派11代目イマーム、ハサン・アスキャリーが殉教し、シーア派12代目イマーム、マハディが指導者となりました。マハディはイマーム・ハサン・アスキャリーの息子で、イスラムの預言者一門の一人です。