Pars Today

北朝鮮が、同国からロシアの民間軍事会社・ワグネルにミサイルとロケット弾を送ったとするアメリカの主張を否定しました。

フランス通信によりますと、北朝鮮外務省のクォン・ジョングン米国担当局長は、北朝鮮公営通信を通じて29日日曜に発表した声明において、「米国が”自作の噂話”を広め続けるならば、”望ましくない結果”に直面することになる」と述べました。

続けて、「実際には存在しないものを通じて北朝鮮の体面を傷つけようとする試みは、続けるべきでない危険を煽る行為である」としました。

また、アメリカによる非難を「ウクライナへの武器供与を正当化するための愚かな試み」と指摘しました。

アメリカは先日、ワグネル社を「国境を越えた犯罪組織」と呼び、同社が安保理決議に違反して北朝鮮と武器取引を行ったと主張しました。

米国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は、「我が国の諜報機関が手に入れた画像から、ロシアの車両が北朝鮮に向い、ロケットとミサイルを積んで戻ってきたことが分かった」と主張しました。この主張の一方、アメリカ自身はウクライナへ大規模な軍事援助を行っており、最近も自国の主力戦車エイブラムス31台の供与を決定したばかりです。

このアメリカの決定については、北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党総書記の妹であるキム・ヨジョン氏も27日金曜、「米国はレッドラインを超えた」としていました。

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