中国紙が再び福島第一原発の処理水放出を批判
(last modified Sun, 30 Jul 2023 12:30:10 GMT )
7月 30, 2023 21:30 Asia/Tokyo

中国紙・人民日報は30日付の社説で、日本の福島第一原発の処理水(汚染水)放出計画を批判しました。

同紙はこの中で、日本政府が処理水放出に関しては一貫して周辺諸国との対話を拒んで来たとし、「原発汚染水の海洋放出を一方的かつ強引に推し進めることで、予測不可能なリスクを国際社会に押し付けてきた」と批判しました。

その上で、日本が国連海洋法条約の締結国として、汚染の除去などの義務を果たすよう求めました。

また、太平洋諸島フォーラムのヘンリー・プナ事務局長が、「日本政府は、原発汚染水の処分について太平洋島嶼国と意思疎通を行うと約束したが、果たしていない」と語ったことを紹介し、日本政府に速やかに関係諸国との対話に戻るよう求めました。

そして、「日本に本当に協議をする誠意があるのなら、海洋放出開始の一時停止を宣言し、近隣諸国など利害関係者が原発汚染水の独自に採取して分析することを認め、海洋放出以外のあらゆる可能な処分方法を検討することに同意すべきだ」と訴えました。

人民日報紙は今月22日にも日本の処理水放出を社説で批判しています。

 


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