4月 22, 2023 18:34 Asia/Tokyo
  • イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師
    イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師

イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、市民や体制責任者ら、およびイスラム諸国の大使らとの会談で、「イスラム世界はパレスチナ領内の戦士らを後方支援し、強化する必要がある」と語りました。

ハーメネイー師は22日土曜、市民集団や国の体制責任者、そしてイスラム諸国の大使らとの会談で、シオニスト政権イスラエルの目に見える凋落やその抑止力の明らかな低下を指摘し、「この重要な進展は、パレスチナの国民と若者の抵抗によって起こったものであり、今日のイスラム世界の戦略は、パレスチナ領内の戦闘要員に対する支援・強化に焦点を当てるべきである」と述べています。

またイスラム諸国の諸問題に言及し、「『神の糸の周りの団結』というコーランの命に沿って行動すれば、約20億人の人口を擁し、世界で最も重要な地政学的位置にあるイスラム世界は、問題解決に向けて一歩を踏み出すことができる」としました。

さらに、次第に凋落していくイスラエルに触れ、「数年前に始まったこの凋落は、現在加速している」と語っています。

加えて、「パレスチナ問題は単にイスラム圏の問題ではなく、人類の問題だ」とし、イスラム圏および圏外で実施されたイスラム教徒の断食月・ラマザーン月最後に金曜に当たる「世界ゴッツの日」(パレスチナ人との連帯をアピールする日)の大行進や集会について、「欧米諸国でこの日に反シオニスト集会が開催されたことは、強奪者たるシオニスト犯罪がさらに明白化した結果である」と述べました。

そして、「ヨーロッパ諸国、しかもイスラエルに依存している国々にパレスチナの人々を支援する多くの人々が存在していることは、極めて重要である」としています。

このほか、パレスチナ戦士らが力を増してきている要因はイスラムにあるとし、「これらの発展は、イスラム化の傾向が存在しなかった時代にはなかったことだ」と語りました。

最後に、イラン・イスラム共和国の建国者ホメイニー師がパレスチナ支持のさきがけとなったことに触れ、「この運動は今後も続き、親愛なる我がイラン国民が、すべてのイスラム諸国のイスラム教徒が聖地ベイトルモガッダス・エルサレムで自由に祈る日を目の当たりにすることを願っている」と結びました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

タグ