9月 23, 2023 18:12 Asia/Tokyo

ライースィー・イラン大統領が「戦争は我が国の軍事方針に位置を占めるものではない。だが、防衛アプローチを伴う軍事的準備の維持は、1つの確固たる政策である」と語りました。

国際通信イランプレスによりますと、ライースィ―大統領は22日金曜、1980年代のイラン・イラク戦争の開戦に因み制定された「聖なる防衛週間」の開始にあたって、「危機や問題を生み出す外国軍の駐留とは異なり、地域やペルシャ湾におけるイラン軍の駐留は、治安を高めるものだ」と述べました。

また、「イラン軍の力や国民の同調により、我が国の敵の方策から軍事侵略という選択肢は除外された」としています。

そして、「イラン軍は、これまでも信頼構築に向けて全地域諸国と協力する準備をしてきたし、現在もそうである。そして、地域およびペルシャ湾にいる地域外諸国軍の撤退、および地域の軍による地域の安全確保に向けて、地域諸国と強く手を携えている」と強調しました。

さらに「シオニスト政権イスラエルとの関係正常化は、地域諸国にとって安全を生み出すようなものではない」とし、「地域の諸国民は、イスラエルに対し憎悪の念を抱いている。この占領者政権との関係正常化は、パレスチナ国民と抵抗枢軸に剣を突きつけるに等しい」と述べました。

22日金曜は、イラクの旧バース党政権がイランに戦争を仕掛けてきた記念日となっています。

1980年9月、時の独裁者・サッダームが率いるイラク政権の軍は、1週間以内にテヘランを征服できるという思い込みのもとに、様々な武器を用いてイランへの大規模な侵略を開始しました。イラン暦シャフリーヴァル31日にあたる9月22日から始まる「聖なる防衛週間」には、イラン全土でさまざまな式典が開催されます。

 


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