在日イラン大使館「トランプ氏によるイスラエルのイラン攻撃への関与告白は、計算された欺瞞行為」
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12日間戦争に関するトランプ氏の発言に対する在日イラン大使館の反応
在日イラン大使館は、米国と欧州諸国のイランに対する二枚舌と約束違反を批判し、トランプ米大統領が6月のイスラエルによるイラン攻撃に直接関与したことを認める発言をしたことについて、イランに対する組織的暴力を隠蔽するための「計算された欺瞞」であるとしました。
【Pars Today イラン】在日イラン大使館は公式Xへの投稿で、トランプ米大統領が今年6月のイランに対するイスラエルの攻撃を「完全に把握していた」と認めたことについて、「これらの発言は、アメリカの外交政策が、イランに対する組織的暴力の計画を隠蔽するための計算された欺瞞に過ぎなかったことを証明している」としました。
投稿はその上で、「この欺瞞の立案者たちは、執拗に現実を歪曲しようとし、大規模な偽情報キャンペーンを展開している」と強調しました。また、トランプ氏の今回の発言は「西側諸国の生来の偽善と信頼に値しないことの表れ」であるとし、米国と欧州トロイカ(ドイツ、フランス、英国)が約束を何度も破ってきた事実こそが、イランが西側諸国に不信感を抱いている理由であると強調しました。
さらに、イランは国際義務を完全に遵守しているとし、「国際原子力機関(IAEA)がイランの核計画が平和目的のものであることを15回にもわたって確認しているにもかかわらず、トランプ政権は一方的に核合意から離脱し、最大限の圧力政策を行った。それに対し、国連安保理は反応を示さなかった」と指摘しました。
そして、欧州諸国による核合意違反、経済関係の正常化拒否、イスラエルによるイラン攻撃への支持、そしてスナップバック措置の発動といった行動を「西側諸国による裏切りと偽善の実例」とし、「侵略者を被害者として描写しようとする試みは、国際社会の信用をさらに失墜させた」としました。

