日銀が、年末にかけての景気持ち直しシナリオを維持へ
(last modified Mon, 06 Jul 2020 09:53:45 GMT )
7月 06, 2020 18:53 Asia/Tokyo
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日銀が14―15日の金融政策決定会合で、国内景気が年末にかけて持ち直すとの基本シナリオを維持する見通しであることが、複数の関係者により明らかになりました。

ロイター通信によりますと、日銀は 同会合で議論する「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)において、こうした見方を盛り込むとみられています。

6月調査の日銀短観では、大企業・製造業で足元の業況判断DIが大幅に悪化する半面、先行きは改善する見通しが示されました。日銀では、経済活動の再開で消費回復への期待が出ているほか、政府・日銀の一連の対策が景気を下支えするとの見方が出ています。

ただ、新型コロナウイルスの不確実性は引き続き大きく、展望リポートでは、このウイルスの第2波発生の懸念や海外経済の回復の鈍化などから景気の下振れリスクが大きいことを強調する可能性が高くなっています。

日銀は感染症や金融市場の動向を注視しながら、追加の政策対応が必要か慎重に検討する方針です。

 

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