3月 25, 2023 20:37 Asia/Tokyo
  • イラクでのガン発症率増加
    イラクでのガン発症率増加

イラクの政治家ジャマール・ハサン氏が、アメリカによるイラクでの劣化ウラン弾の使用に関するロシア軍当局者の発言に反応し、「このような報告は、我が国における米国の犯罪を非難するための根拠や証拠にすべきである」と述べました。

ロシア軍の放射線・化学・生物兵器防護部隊の司令官であるクリロフ将軍は24日金曜、イギリスがウクライナへの劣化ウラン弾提供を決定したことに反応して、「米国は、イラクで300トンの劣化ウラン弾を使用した」と述べました。

この発言によれば、アメリカの戦闘機は2003年から2004年にかけて、劣化ウランの含まれた爆弾を使い、イラク国内のアマラ、バグダッド、バスラ、ファルージャ、さらには聖地カルバラーといった各地を空爆したということです。

イラクのアル・マアルーマ通信が25日土曜、報じたところによりますと、イラク野党の指導者の1人であるジャマール・ハサン氏は、クリロフ将軍の発言に反応して、「劣化ウラン弾は殺傷力の高くかつ影響の大きい兵器の1つである。その悲劇的な影響は我が国において、自然環境の中や、イラク国民の間でのガン発生率増加という形でいまだに見られている」と述べました。

そして、「ロシア国防省が明らかにしたこの統計は、実に悲劇的なものである。イラクの政府や政治家は、この問題に特別な関心を向けるべきである。我が国における米の犯罪の新たな側面は、日を追うごとに明らかにされている」としました。

 


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