12月 03, 2023 19:02 Asia/Tokyo

7日間の停戦が終わり、シオニスト政権イスラエル軍はパレスチナ・ガザ地区への攻撃を再開しました。

10月7日、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスは、激化しつつあったイスラエルによる暴力に対抗して「アクサーの嵐」作戦を実行し、シオニスト政権発足史上最大の打撃・敗北を与えました。不意打ちを食らったイスラエルは怒りのおもむくままにガザ地区の民間人を50日間にわたって攻撃しました。その間に起こったことは、大量虐殺・民族浄化の最たるものでした。この間に1万5000人以上のパレスチナ人が殉教し、そのおよそ7割は女性や子供でした。

その後、カタールの仲介によりイスラエルとハマスは4日間の停戦で合意しました。この停戦は先月24日に始まり、その後あわせて2回・3日間延長されました。この停戦の主な目的は、捕虜の交換とガザへの人道支援の提供でした。しかし、停戦は7日間で終わり、イスラエルはガザへの攻撃を再開しました。イスラエル首相府は「ハマスが女性捕虜の解放を実施せず、イスラエル領に向けてミサイル攻撃を行った」と主張しましたが、実際にはハマスは合意にもとづいて女性捕虜を解放しており、解放された捕虜は拘束中のハマスによる処遇に感謝したほどでした。

 

今回の攻撃再開に関して3つの主なポイントがあります。

 

第一に、攻撃再開がブリンケン米国務長官の占領地訪問中に行われたことです。これにより、イスラエルは攻撃再開に向けたアメリカの同意を取り付けたのです。ブリンケン氏はこの訪問で、「イスラエルは、10月7日の出来事が繰り返されない保証を得られるまで、いかなる措置も行う権利がある。ハマスはガザの支配者にとどまり続けることはできない」と述べました。

 

第二に、シオニスト政権はシオニスト市民からの圧力にさらされ、停戦合意を結ばざるを得なくなったということです。10月7日以降、反ネタニヤフ政権のデモが頻発し、捕虜の家族らが聖地ベイトルモガッダス・エルサレムにあるネタニヤフ氏の自宅の前まで押しかけました。ネタニヤフ氏はこうした世論の沈静化を図り、ハマスとの合意を選択しました。イスラエルのヘラヴィ統合参謀本部議長は先月30日、「イスラエルはガザでの戦争再開の用意ができている。この戦争はすぐには終わらない。イスラエル軍は停戦期間を利用して戦争再開のための準備をし、捕虜奪還のためあらゆる機会を利用する」と述べました。

 

第三に、ネタニヤフ政権は極右や人種差別主義の閣僚を多く抱える以上、戦闘再開は予想の範囲内でした。実際、ベングヴィール治安相はガザおよびハマスの壊滅とイスラエルによる再占領を求め、いかなる合意や譲歩もすべきでないと主張しています。

 


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