国際ニュース|コロンビアが米国との情報交換を停止/トランプ氏「シリアが非常に成功した国になるよう希望」
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南米コロンビアのペトロ大統領が同国の治安部隊に対し、カリブ海での米国による船舶攻撃が続いている限り同国の諜報機関との情報共有を停止するよう命じました。
(last modified 2025-11-12T10:17:18+00:00 )
11月 12, 2025 17:17 Asia/Tokyo
  • コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領
    コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領

南米コロンビアのペトロ大統領が同国の治安部隊に対し、カリブ海での米国による船舶攻撃が続いている限り同国の諜報機関との情報共有を停止するよう命じました。

【ParsToday国際】グスタボ・ペトロ大統領は「X」へのメッセージで、「カリブ海域で複数船舶に対するアメリカのミサイル攻撃が続く限り、米国情報機関との情報共有は引き続き停止される」と述べています。また、麻薬密売撲滅における両国の協力の歴史に触れ「麻薬撲滅は、カリブ海地域の人々の人権に従ったものとなるべきである」と付け加えました。

米国はここ数週間、カリブ海で麻薬密売船とみられる船舶を複数回にわたり攻撃しており、これらの船舶が南米ベネズエラから出港したと主張しています。アメリカはまた「麻薬戦争」を装い、南カリブ海に8隻の軍艦、1200発のミサイル、原子力潜水艦1隻、3隻の駆逐艦、そして約4500人の兵士(うち2200人は海兵隊員)を派遣しています。去る9月初旬の作戦開始以来、麻薬密売船とみられる船舶への米海軍の襲撃による死者数は76人に上っています。

トランプ氏が主張:「シリアが非常に成功した国となるよう希望」

一方、トランプ米大統領はシャラア・シリア暫定大統領(通称;アブ・ムハンマド・アル・ジャウラニ)と会談した後、シャラア大統領とシリアの重要性を称賛し、「自分はシリアが非常に成功した国となるよう願ってやまず、この指導者にはそれができると信じている」と述べました。また「シリアは西アジアにおける重要な国であり、この地域の将来において重要な役割を果たすだろう」とし、「ジャウラニ氏はトルコと同国のエルドアン大統領と非常に良好な関係を築いている。また我々はこれまで通りシオニスト政権イスラエルと協力しており、シリアとの関係改善を目指している」と付け加えました。

この会談が行われた一方、ジャウラニ氏は過去数年において、シリアのテロ組織HTS「タハリール・アル・シャーム」の最高幹部であり、かつてはアメリカの「SDGT特別指定国際テロリスト」のリストに入っていましたが、アメリカはしばらく前にこのリストからジャウラニ氏を削除しています。

 

 


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