ベネズエラにおける米国の戦争シナリオ、マドゥロ大統領の今後の戦略とは?
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米国が南米ベネズエラへの軍事介入を計画している一方で、ベネズエラも米国の軍事介入に対する具体的な対抗戦略を立案中です。
(last modified 2025-11-29T12:03:43+00:00 )
11月 29, 2025 20:30 Asia/Tokyo
  • ベネズエラでの米国の戦争シナリオ、マドゥロ大統領の今後の選択肢とは?
    ベネズエラでの米国の戦争シナリオ、マドゥロ大統領の今後の選択肢とは?

米国が南米ベネズエラへの軍事介入を計画している一方で、ベネズエラも米国の軍事介入に対する具体的な対抗戦略を立案中です。

米国・ベネズエラ間の緊張の高まりは、安全保障、軍事、経済の面での両国の対立が新たな段階に入った兆候を示しており、両国の相互の計算によりこの問題はさらに複雑化しています。

【ParsToday国際】メフル通信によりますと、米国は当局者の表明に沿って自国に対する麻薬密輸阻止を口実に、より多様な手段を用いて対ベネズエラ侵略を拡大しようと決意しています。一方、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は、圧力への自国の耐性や作戦の可能性について発言しており、このことは緊張をさらに高める格好となっています。

第1のシナリオは、ベネズエラにおける治安・諜報活動対策と特殊作戦に関するものです。ロイター通信は米国当局者の話として「対ベネズエラ作戦は新たな段階に入り、戦術も変化した」と報じました。これらの対策の最前線にあるのは、CIA米国中央情報局が主導する治安・秘密作戦の拡大であり、米国はマドゥロ政権打倒という根本目標の達成を目指しています。

第2のシナリオは、船舶攻撃に続いてベネズエラ国内への地上攻撃が行われる可能性を示唆しています。これは、ベネズエラの軍事拠点やインフラへの空爆を伴う可能性があります。このシナリオでは、軍事介入は限定的なもので、現場での作戦上の同行及び情報支援によって成功の条件が整う空挺作戦への道が開かれると見られます。

第3のシナリオは、制裁の継続および、ベネズエラの経済活動をテロ組織に分類することにより、経済的圧力を強めることです。このシナリオでは、米国はベネズエラの国家資産を弱体化させ、同国の経済の柱に打撃を与えようとしています。

米国当局はベネズエラ政府との直接交渉があることを認めており、外交的選択肢も可能性の一つとして挙げられている。これは、両者間の大規模または長期にわたる軍事衝突を回避する方法となる可能性もあります。

米軍の作戦に対抗するためのベネズエラの選択肢

ベネズエラは米国のシナリオに対応するため、複数の具体的な計画を策定しています。その中心となるのは、小規模な軍事部隊を長期の抵抗作戦に投入する「ゲリラ戦」戦略の採用です。

ベネズエラの治安筋によりますと、約6万人の軍隊と国家警備隊員が長期戦への準備を整えているということです。マドゥロ大統領はまた、必要に応じた国家防衛を可能にするため、800万人の民間人が訓練を受けていることを明らかにしました。

ベネズエラ政府は、米国との戦闘の可能性に備えて情報機関や与党を支持する武装勢力を巻き込む戦略にも手を付けています。この戦略は、あらゆる外国による介入を阻み戦場を大幅に混乱させる包括的なメカニズムとなっています。

治安筋によれば、このシナリオの参加者は、諜報機関と与党支持者を合わせて5000人から7000人程度と推定されています。ベネズエラ政府は、国内への侵入や情勢不安の扇動に対抗する国内戦線を強化すべく、この戦略を推進しています。

米国はベネズエラの軍事力の低下および、治安機関内での政府支持の弱体化を当てにしていますが、ベネズエラ政府は長期の抵抗戦略こそが外国の介入のコストを増大させ、介入を複雑化する選択肢であると考えています。

 

 


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