12月 05, 2023 15:16 Asia/Tokyo

UAEアラブ首長国連邦のドバイで開かれている国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)で、温暖化対策に後ろ向きな国に贈られる「化石賞」に日本が選ばれました。

COP28において3日日曜、温暖化対策に後ろ向きな国に贈られる「化石賞」に日本が選ばれました。

化石賞は、COP開催期間の協議において、世界各国の環境NGOが作るグループ・気候行動ネットワーク(CAN)が気候変動対策を後退させる言動を行なった国に与える不名誉な賞とされています。

 

COP28で、日本に不名誉な「化石賞」

 

CANは3日、ニュージーランドやアメリカとともに日本が「本日の化石賞」第2位を受賞したと発表しました。「本日の化石賞」は、気候変動交渉・対策の足を引っ張った国に毎日贈られるもので、その国に対する批判と改善への期待の意味が込められています。

日本については、火力発電の燃料に石炭と水素・アンモニアを混ぜるという、同国政府の火力発電に関する計画が問題視されたほか、水素・アンモニアとの混焼・専焼、CCSを組み合わせることで実現を目指す「ゼロ・エミッション火力」をアジア諸国に拡大していく戦略についても批判が集まりました。

CANは説明の中で「日本の取り組みは、国内だけでなくアジア全体で石炭火力などを延命させ、再生可能エネルギーへの移行を遅らせることになり、世界全体で再生可能エネルギーを3倍にするという目標の達成をより困難にするものである」と指摘しています。

 


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