イラン大統領、「中ロとの一層密接な関係は米の制裁粉砕への助力」
(last modified Sun, 25 Sep 2022 06:15:23 GMT )
9月 25, 2022 15:15 Asia/Tokyo
  • ライースィー・イラン大統領
    ライースィー・イラン大統領

ライースィー・イラン大統領が、「わが国が中国やロシアとより密接な関係を持つことは、アメリカの圧政的な制裁の粉砕への助けとなりうる」と語りました。

ライースィー大統領は、米ニューヨークでの第77回国連総会の傍ら、中国CGTNテレビの特別インタビューに応じ、「わが国と地域諸国の関係は確実に、今日アメリカにより行使されているこれらの制裁の多くを粉砕しうるものだ」と述べています。

そして、「わが国と中国、ロシア、そして制裁下にあるそのほかの国の関係はそれ自体、アメリカの制裁を打ち砕く上での大きな助けとなりうる」としました。

さらに、アメリカの圧政的な制裁を受けながらもイランが進歩発展を遂げたことに触れ、「これまでわが国に対し数多くの制裁が行使されてきたにもかかわらず、国内で大規模な進歩発展が成し遂げられた」と語っています。

CGTNのインターネットサイトによりますと、ライースィー大統領は新たな国際体制秩序の創設の意向を明らかにするとともに、「全世界の諸国民は過去の時代、すなわち覇権や一極主義、多くの国の権利が侵害された時代について良い思い出を持っていない」と述べました。

また、「新時代は多極主義の時代だ」とし、「イラン、中国、ロシア、そしてSCO上海協力機構、ユーラシア機構、ECO経済協力機構の他のメンバー国間の協力拡大により、一極主義の撤廃につながる新しい力が生み出される」としています。

ライースィー大統領は最近、第22回SCO首脳会合に参加するためにウズベキスタンを訪問した際、習近平・中国国家主席との会談と両国の包括的な戦略的協力プログラムを、関係の包括的発展に向けた双方の当事者の意思の表れだとしました。

一方、習国家主席も国際問題に対するイランの独立した立場表明を評価に値するものだとし、「イランと中国の関係は戦略的なものであり、他の国際情勢に一切関係なく発展していくだろう」と述べています。

 


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