イランが、米の10個人と4法人に制裁を行使
11月 01, 2022 18:26 Asia/Tokyo
イラン外務省が、アメリカの10人の人物と4団体を制裁リストに掲載しました。
ファールス通信によりますと、イラン外務省は31日月曜夜、声明を発表し、アメリカの複数の個人および団体に制裁を行使したことを明らかにしています。
この声明ではまた、「イラン外務省は、以下に挙げる個人および組織を制裁の対象とする。それは、人権に反する活動の実施、イランへの内政干渉、イランで暴力と混乱の助長、テロ行為の扇動、テロとの戦いにおけるイランの活動への対抗や、経済テロの代表例となるイラン国民への圧力増大を行っている個人や団体である」とされています。
この制裁対象者リストに掲載されているのは、CENTCOM米軍地域司令部 マイケル・クリラ司令官、グレゴリー・ギロット同副司令官、イラク・エルビルにある米空軍基地のスコット・デソルミクス司令官、米国反核イラン財団(ヨアニ) のマーク・ウォレス事務局長、アディモ米財務省副長官、アン・ニューバーガー米国大統領サイバー・新興技術担当国家安全保障顧問、ブライアン・ネルソン米国財務省財務情報・テロリズム担当次官などとなっています。
さらに、米国反核イラン財団 (ヨアニ)、CIA米中央情報局、米第9空軍、および米国国家警備隊の4つの機関が今回のリストに掲載されています。
イラン国内での最近の騒乱・暴動を受けて、アメリカは複数回にわたり内政干渉的な声明を発表し、イランの複数の個人と機関に制裁を課しています。
さらにEUとイギリスも対イラン制裁を行使していますが、イラン外務省はこれらへの対抗措置として、過去2週間EUとイギリスの多くの機関・個人に対して制裁を課しました。