イランとサウジが石油分野で協力開始

イラン国営石油会社のホジャステメフルCEOは、イランとサウジアラビアの外交関係正常化を受けて、石油分野での両国間協力が始められると発表しました。

IRIB通信によりますと、ホジャステメフルCEOは、「イラン・サウジ間では、石油協力に向けた準備作業が始められおり、両国にまたがるすべての油田について、増産および産油施設の能力維持メンテナンスに必要な承認が行われた」と述べました。

続けて、サウジアラビアのマルジャーン油田につながるイランのフォルーザーン油田での生産量増加について、近いうちに明るいニュースが発表されるだろうとしました。

イランとサウジアラビアは、イラクやオマーンの仲介により2年間協議を続けた後、中国・北京において両国の国家安全保障当局者が数日間の最終協議を行った上で、2023年3月10日に関係正常化で合意したとする声明を発表しました。

今月17日には、関係正常化の一環として、サウジアラビア外相が数年ぶりにイランを訪問しています。

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