レバノン・ヒズボッラー事務総長、「我が国とパレスチナの抵抗はこれまでで最強」
9月 02, 2023 19:17 Asia/Tokyo
レバノンのシーア派組織・ヒズボッラーのナスロッラー事務総長がイランのアミールアブドッラーヒヤーン外相との会談において、「レバノンとパレスチナの抵抗は今日、これまでで最も強力な状態にある」と述べました。
地域諸国歴訪中のアミールアブドッラーヒヤーン外相は31日木曜、レバノンのベイルートに到着し、ベッリ国会議長やナスロッラー事務総長といったレバノン当局者、さらにパレスチナ・イスラム聖戦運動の関連組織指導者らと会談し、意見を交換しました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相は、前日の30日水曜にはシリアを訪問し、同国の大統領、首相、当局者らと会談していました。
ナスロッラー事務総長は今回の会談で、「シオニスト政権イスラエルが過ちを犯すなら、後悔させられる反応を抵抗勢力から受けるだろう」と強調しました。
一方、アミールアブドッラーヒヤーン外相はナスロッラー事務総長に、先日サウジアラビア当局者と行った話の内容を伝え、これが前向きなものだったとしました。
また、シリアで行った同国大統領および高官らとの会談について触れながら、「シリアとアラブ諸国の関係が正常に戻ろうとする状況の中、外国勢力がシリアでテロリストを活発化させようと動いていることは、敵とシオニスト政権イスラエルがシリアと地域の安全を標的としていることを示すものだ」と説明しました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相はさらに、31日にベイルートで行った記者会見で、フランスのマクロン大統領に向けて「他国の内政に干渉するのではなく、自国内の状況を見つめるべきだ」と述べました。