イラン外務省報道官「イスラエル成立に英国が果たした役割は忘却されない」
9月 03, 2024 19:49 Asia/Tokyo
イラン外務省のキャンアーニー報道官は、シオニスト政権イスラエルの成立にあたりイギリスが行った支援に言及し、「地域・世界の人々は、イギリスの政治家たちがどのようにイスラム世界の中心部にイスラエルというアパルトヘイト政権を樹立させたかを忘れ去ることはないだろう」と強調しました。
【ParsTodayイラン】キャンアーニー報道官は自身のXに、「イギリスの歴史上の覇権主義的行為およびそれを継続しようとする試みは、パレスチナ問題をはじめとした重要な地域問題をめぐる分断を作り出して危機を定着させたことで、同国の西アジアにおける植民地政策の中でも重要な一部となった」と投稿しました。
続けて、「イギリスは今日も、イスラエル政権を支援することで、ガザとヨルダン川西岸に住むパレスチナ人の大量虐殺に加担し、彼らを苦しめて難民化させるという罪を重ねている」と指摘しました。
そして、イギリスの植民地主義と闘ったイランの英雄、ライースアリー・デルヴァリー(1882-1915)の名を挙げてその業績を称え、「歴史ある偉大な国であるイランは、イギリスをはじめとした植民地主義者の勢力と闘って政治的な独立を獲得しようとした、誇り高く輝かしい経歴を持っている」としました。
イラン暦シャフリーヴァル月12日は、デルヴァリーの殉教日であることにちなんで、国内の「イギリス植民地主義との闘いを記念する日」に制定されています。
自由を追求したデルヴァリーは第一次世界大戦中、イラン南部のタンゲスターンおよびブーシェフルにおいて、植民地主義の侵略者であるイギリスに対する市民蜂起を指揮しました。