イラン最高指導者「労働者は社会の大黒柱」

イランのハーメネイー最高指導者は10日、「労働・労働者」週間にちなみ、多くの労働者と面会しました。ハーメネイー師は演説の中で、今年のスローガンである「生産のための投資」実現のために、労働者に多くの注目がなされる必要があるとし、「国産製品の使用・消費がひとつの文化になるべきだ。それには国産製品の品質向上が欠かせない」と述べました。

【ParsTodayイラン】ハーメネイー師はこの中で、国の運命は労働者に委ねられているとし、「親愛なる労働者諸君よ。自分にどれだけ価値があるかを知ってほしい。生活の糧を得るために不正をせずに働き、製品やサービスを生み出すことで社会の需要を満たすことは労働者の人間的な価値であり、神の前で善行として勘定される」と述べました。

ハーメネイー師は労働の価値について「労働は人間の生活が続く上での支柱である。労働がなければ生活は破綻する。技術や資本も労働には欠かせないが、労働者がいなければ仕事は成り立たない。資本に魂を与えるのは、この労働者である」と述べました。

その上で、今年の国のスローガンである「生産のための投資」実現について、「労働者による管理・能力がなければ、投資は意味がない。だからこそ、イスラム革命の敵はその当初から、労働者たちがイランのために働くことを阻害しようとしてきた」と語りました。

ハーメネイー師はまた、イラン国産の製品にはきわめて品質の高いものもあるとし、国産製品があるものについてはそれを積極的に消費・使用する文化が定着するべきだと語りました。

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