ジュネーブ会合でシオニストと米の対イラン侵略を非難
https://parstoday.ir/ja/news/iran-i129388-ジュネーブ会合でシオニストと米の対イラン侵略を非難
スイス・ジュネーブにて15日月曜、イランの主導により国連人権理事会の特別会合が開催され、シオニスト政権イスラエルと米国による12日間の対イラン攻撃が国際法への公然たる違反だとして非難されました。なお、この会合はイラン当局、国際専門家に加えて、この攻撃の犠牲者の遺族らの参加により行われています。
(last modified 2025-09-16T03:59:35+00:00 )
9月 16, 2025 12:56 Asia/Tokyo
  • ジュネーブ会合でシオニストと米の対イラン侵略を非難
    ジュネーブ会合でシオニストと米の対イラン侵略を非難

スイス・ジュネーブにて15日月曜、イランの主導により国連人権理事会の特別会合が開催され、シオニスト政権イスラエルと米国による12日間の対イラン攻撃が国際法への公然たる違反だとして非難されました。なお、この会合はイラン当局、国際専門家に加えて、この攻撃の犠牲者の遺族らの参加により行われています。

在ジュネーブ国際機関イラン代表部のバフレイニー常駐代表が議長を務めたこの会合で、イラン人権高等本部書記官兼イラン司法府国際問題担当副長官を務めるナーセル・セラージ氏は、イスラエルと米国による組織的な人権侵害に言及し、国際機関の沈黙を批判するとともに、大量虐殺に手を染めるイスラエル政権の犯罪を阻止すべく即時行動を起こすよう求めました。

【ParsTodayイラン国際】イルナー通信によりますと、セラージ氏は「イスラエルとアメリカによる対イラン攻撃の主な犠牲者は女性と子供であり、特に生後2か月の乳児の殉教、テヘランのエヴィン刑務所と同市内北部地区ゴッツ広場への攻撃は戦争犯罪の明らかな例である」とし、人権理事会と特別報告者に対し、この攻撃の加害者を責任を問うよう求めています。

加えて、バフレイニー代表も包括的な報告書を提出し、「国際社会はイスラエルとアメリカの両政権による対イラン攻撃を非難すべきだ」とし、被害者の保護に向けた人権機関の即時行動を要求しました。

民主的で公平な国際秩序の推進に関するヨルゴス・カトルガロス(Georgios Katrougalos)特別報告者も、「シオニスト政権と米国による攻撃は国際法の原則に対する明白な違反であり、国際体制・秩序への脅威である」と語っています。また国連の女性と女児に対する暴力に関する特別報告者、リーム・アル=サレム(Reem Alsalem)氏および、国際法と人権の専門家アルフレッド・デ・ゼイヤス(Alfred-Maurice de Zayas)氏も、「一方的な政策は危険な結果をもたらし、国連憲章と矛盾する」と強調しました。

またこの会合では「最近の攻撃により1100人以上が殉教し、そのうち102人が女性、45人が子供、14人が学者であり、5600人以上の民間人が負傷した」と発表されました。さらに、1万戸の住宅、210の商業・工業施設、そして17のエネルギーインフラが広範囲にわたって破壊されたことも明らかになっています。そして会合の最後には、犠牲者の遺族もそれぞれの体験談を語りました。

 

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram Twitter