回廊ニュース|イラン大統領:「連絡回廊プロジェクトは政府の優先事項」
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回廊完成について説明するイランのペゼシュキヤーン大統領
イランのペゼシュキヤーン大統領が「計画されている連絡回廊は今年中に運用が開始される予定である」と語りました。
【ParsTodayイラン】マスウード・ペゼシュキヤーン大統領は「我々は2025年度中に北西部のアゼルバイジャン国境都市アースターラーとカスピ海沿岸都市ラシュトを結ぶ回廊、南西部シャラムチェとバスラ(イラク港湾)を結ぶ回廊、そしておそらく南東部のパキスタン国境に近いザーヘダン・チャーバハールを結ぶ回廊を完成させるだろう」と述べています。さらに「シャラムチェ・バスラ回廊に関しては、主要作業は既に完了しており、もちろんイラク側も作業を続行する必要がある」としました。そして「我々はアースターラー・ラシュト回廊を推進している。このプロジェクトは近く開始され、現在専門家がこの作業を行うために赴いて来ている」としました。
北西部マランド~チェシュメソライヤー間鉄道は、イランとユーラシアの交通網を結ぶ架け橋
イラン・中央アジア・コーカサス地域の情勢を主に報じる雑誌「カスピアン・ポスト」は、イラン北西部のマランド~チェシュメソライヤー(トルコ国境地域)鉄道計画を分析し、この鉄道をイラン・ユーラシア間の交通網を結ぶ架け橋の1つだと評しました。同誌はさらに「イランのセイイェド・アッバース・アラーグチー外相とトルコのハカン・フィダン外相による最近のテヘランでの会談は、二国間交通協力における転換点と見なされた」と報じています。
この報道によれば、これらの議論のとなっているのは、イラン北西部をトルコ国境まで結び、トルコのカルス州(Kars)~ディルチェ(Dilucu、アルメニア国境)鉄道に接続する全長200キロメートルのマランド~チェシュメソライヤー鉄道線の建設計画です。この路線が完成すれば、両国間に新たな陸上回廊が誕生し、輸送時間の短縮、物流ルートの多様化、地域間の連結性強化といったメリットがもたらされる可能性があります。
カスピアン・ポストはまた、「イランにとってこの鉄道ルートは物理的な規模を超えた意義を持つもので、イランはこれを中国とヨーロッパを結ぶ連続した鉄道回廊の一部、つまりユーラシアの輸送網におけるイランの地位を強化しうるルートとみなしている」と伝えています。

