イランが、内政干渉を理由にアメリカを国連に提訴
1月 04, 2018 20:39 Asia/Tokyo
イランのホシュルー国連大使が、国連安保理議長に宛てた書簡において、イラン国内での暴動への支持といったアメリカの内政干渉に抗議しました。
先月28日から、イランの複数の都市で人々がスローガンを叫び、破綻した金融機関の預金者への不返金や、一部の商品の値上げ、政府の監視不行き届きなどに抗議する集会を行いました。
これらの集会の一部は、それに便乗した人々により暴動に発展しています。
イルナー通信によりますと、ホシュルー国連大使は、この書簡においてアメリカのトランプ大統領とペンス副大統領が、ツイッター上で最近、何度もイラン人を破壊行為へと扇動していることに触れ、「アメリカの政府関係者による公然とした内政干渉行為は、国連憲章の理念や国際法に違反している」と語りました。
また、「アメリカは常に、イランの政治、文化、社会的な状況を乱そうとしている」とし、「アメリカが、イランに対する違法な制裁の行使により、核合意に違反したり、イラン国民のアメリカ入国を禁じたことは、イラン国民に対するアメリカの敵対行為の一部でしかない」と述べています。
さらに、「イランは、すべての国がこのような危険な政策や発言を非難すると共に、アメリカに対し、責任ある行動や、国連憲章の原則や国際法の遵守を求めるよう期待する」としました。