最高指導者、「イランはアメリカの地域における陰謀を退けた」
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「昨年、イランは、地域にイラン国民の力と栄誉を示し、過激派を消滅させ、安全を確立する上で、重要な役割を果たすことができた」と語りました。
ハーメネイー師は、21日水曜、イラン北東部の聖地マシュハドにあるイマームレザー聖廟で大勢の巡礼者を前に演説し、イランはこの偉大な措置により、地域におけるアメリカの陰謀を退けたと強調し、「世界各地で他者の問題に干渉している世界の大国は、現在、イランに抗議しており、なぜイランは地域の問題に干渉するのかと言っているが、我々はそれに対し、“あなた方には関係のない問題だ”と言おう」と語りました。
ハーメネイー師は、一部の地域諸国におけるイランの存在は、それらの国の政府や国民の要求に従ったものだと強調し、「我々は理不尽な要求を押し付けたことも、他国の内政に干渉したこともなく、彼らが助けを求めてきたために、それに応じただけだ。そしてその支援を、感情的なものではなく、非常に理性的な計画と論理的な動機によって行った」と述べました。
さらに、地域におけるアメリカの陰謀に触れ、「アメリカは、ＩＳＩＳのような圧制的な悪しきグループを誕生させることで、地域の人々を内戦に巻き込み、彼らの注目をシオニスト政権から逸らそうとしたが、我々は神の恩恵により、その陰謀を退けることができた」と述べました。
また、アメリカが、ＩＳＩＳの弾圧における自分たちの役割について主張していることに触れ、「この主張は事実に反している。なぜなら、アメリカの政策は、ＩＳＩＳを自分たちのコントロール下に置きながら、彼らを存続させることだからだ」と強調しました。
ハーメネイー師は、「アメリカには、地域の安全を確保することはできない。その明らかな例は、アフガニスタンにおける14年の駐留であり、それはアフガニスタンの人々に安全をもたらさなかったばかりか、状況を悪化させている」と述べました。
また、イランは地域に安全を確立することができていると強調し、「今後もその状況は続くだろう。明らかに、アメリカが地域問題に関する目的を達成することはない。しかしイランは、神の恩恵により、地域で自分たちのすべての目標を達成するだろう」と述べました。