統一教会、 「山上容疑者の母親は教会の会員だった」
7月 12, 2022 16:30 Asia/Tokyo
宗教団体「世界平和統一家庭連合」、いわゆる「統一教会」が、安倍元首相銃撃事件の山上徹也容疑者の母親と、同団体の関係について、同容疑者の母親が教会の会員だったことを明らかにしました。
統一教会の田中富広会長は11日月曜、記者会見し、まず「山上徹也容疑者は当法人の信者ではございません。山上徹也容疑者の母親は当法人の教会員であり、献金問題に関しましては現在警察が捜査中であると思われますので、この場での言及は避けさせていただきます」と述べています。
また、山上容疑者の母親は1990年代後半から信者となり、その後しばらく離れていたものの、2、3年前から教団関係者と連絡を取るようになり、半年前ぐらいから月に一度の行事に来ていると説明しました。その上で、「しかし現在、山上容疑者から教団への恨みや不満を直接聞いた教団関係者はいない」と語っています。
さらに、教団と安倍元首相との関係については「私たちの友好団体が主催する行事に安倍元首相がメッセージ等送られたことはございます。(教団の)会員として安倍元首相が登録されたこともありませんし、また顧問にもなったことはございません」としました。
その上で、山上容疑者がなぜ安倍元首相と教団が繋がっていると思ったかについては、臆測とした上で、教団と友好団体との区別がついていなかったのではないか、との見方を示しました。
そして、山上容疑者の供述内容が警察の公式発表で犯行動機の根源となっていた場合は、教団として「重く受け止めなければならない」との考えを表明しています。