7月 30, 2022 15:22 Asia/Tokyo
  • 義務教育未修、国内およそ90万人 国勢調査で判明
    義務教育未修、国内およそ90万人 国勢調査で判明

2020年に実施され今年5月に公表された国勢調査の結果で、最終学歴が小学校卒業の人や、小学校も卒業していない人などの数が、およそ90万人にのぼることが明らかになりました。

東京新聞によりますと、この調査結果で、最終学歴が小学校卒業とされた人は80万4293人(うち外国人は1万9731人)でした。

年齢別では80歳以上が約75万人と9割以上を占めていますが、20~24歳でも1084人、25~29歳で1424人と、若年層でも少なくない数の人が義務教育を修了していないことが明らかになりました。

さらに、そもそも小中学校に通っていない、あるいは小学校を卒業していない「未就学者」に該当する人は9万4455人(うち外国人は9024人)で、これを合わせると90万人近くが義務教育を終えていないことになります。

義務教育を修了していない人が学ぶ場として、夜間中学校があります。政府は各都道府県・政令指定都市に最低1校の夜間中学設置を目指していますが、今年4月時点で15都道府県・計40校と遠く及びません。

文部科学省は今回の調査結果を受けて、各都道府県・政令指定都市の教育委員会に対し、夜間中学など学ぶ場の整備を促す方針です。

 


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