堀江謙一さんがギネス認定、「最高齢での単独航海太平洋横断」　

世界最高齢となる単独無寄港の太平洋横断に成功した海洋冒険家堀江謙一さん（84）の航海が、「最高齢での単独航海太平洋横断」としてギネス記録として認定されました。

日本の報道各社によりますと、去る6月にヨットで世界最高齢となる単独無寄港の太平洋横断に成功した海洋冒険家堀江謙一さんの航海が「最高齢での単独航海太平洋横断」としてギネス記録として認定され、8日木曜、堀江さんが拠点とする新西宮ヨットハーバー（兵庫県西宮市）で公式認定証授与式が行われています。

この日は堀江氏の８４歳の誕生日と重なり、バースデー認定となりました。

堀江さんは、ギネスワールドレコーズジャパン代表の石川佳織氏から認定証を授与され「台風シーズンが僕の誕生日なので、これまで誕生日らしいことはしたことがない。特別な日になりました。84歳ですばらしい賞をいただいた。これからも大器晩成でがんばりたい」とコメントしています。

堀江さんは1962年、当時23歳で世界初のヨットによる単独無寄港太平洋横断を達成しており、その記録をまとめた航海記「太平洋ひとりぼっち」はベストセラーになり、故石原裕次郎さん主演で映画化されました。

今回は60年前とは逆のルートで今年3月27日に全長約6メートル、重さ約1トンの「サントリーマーメイド3号」で米サンフランシスコを出航し、6月4日に紀伊水道上に設定したゴールを経て同ハーバーに到着し、69日間、航行距離約8500キロの航海を達成しました。堀江さんは今回、1962年に世界で初めて達成してから60年の節目に、新たな歴史を刻んだ一方で、早くも次の挑戦への意欲を見せています。

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