9月 24, 2022 19:21 Asia/Tokyo

大雨をもたらした台風15号の影響で、東海地方を中心に新幹線の運転停止や大規模な停電などの被害が報告されています。

日本の報道各社によりますと、高知県・室戸岬の南の海上で発生した台風15号による大雨の影響で、JR東海は23日金曜夜、東海道新幹線の同日の運転を中止すると発表しました。

これを受けてJR東京駅では、新幹線の車両内や駅のホームで夜を明かす多くの人たちが見られたほか、JR東海は車両を朝まで仮眠を取る「列車ホテル」として開放するという事態に至りました。

また、中部電力の発表では台風15号の影響により、静岡県内では現地時間の24日土曜午前2時ごろから、大雨や雷による送電線の故障が原因で、静岡市内を中心に最大約11万9000戸が停電しました。

このため、静岡県庁などがある葵区中心部の交差点は信号機が消え、警察官の誘導に従い、歩行者や自転車が恐る恐る道路を渡っていました。

台風15号はその後温帯低気圧に変わったものの、静岡県内でさらに2人死亡・60棟浸水などの被害が報告されています。

気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫(はんらん)への厳重な警戒を呼びかけています。

 


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