ウクライナで日本人男性の死亡確認 義勇兵か
(last modified Sat, 12 Nov 2022 11:57:02 GMT )
11月 12, 2022 20:57 Asia/Tokyo
  • 日本の外務省
    日本の外務省

外務省は、ウクライナで20代の日本人男性が死亡したことを確認しました。男性はウクライナ軍に志願してロシアとの戦闘に参加していた義勇兵とみられます。

時事通信は11日、ウクライナ軍関係者の話として、ウクライナ軍に義勇兵として参加していた日本人男性が死亡したと報じました。この軍関係者は、「われわれの戦友が戦闘中に死亡した」として、この日本人男性の氏名に言及したということです。

松野官房長官も同日午前の記者会見で、この邦人男性が現地時間9 日に死亡したと認めました。松野長官によると、男性の死亡は現地時間10日に確認され、在ウクライナ日本大使館が遺族への連絡などを行っているということです。

時事通信によりますと、男性はウクライナ東部戦線で反転攻勢作戦に参加した部隊に所属し、戦闘中に部隊が攻撃に遭い、死亡したということです。ウクライナ軍は家族と連絡を取り、遺体の送還作業に着手しています。

ウクライナ戦争勃発後、同国のゼレンスキー大統領は「国際義勇軍」の参加を世界各国に呼び掛け、クレバ外相は今年3月初めの時点で約2万人が志願したと語っていました。

日本のウクライナ大使館も一時、ツイッターで義勇兵募集の内容を投稿し、コルンスキー大使が民放の番組で元自衛官ら約70名から応募があったと明かすなど、波紋を呼んでいました。 専門家らは、日本人の義勇兵参加は、刑法が定める私戦予備・陰謀罪に問われる可能性があるとしています。

 


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