沖縄・石垣島沖で、海保が座礁した中国貨物船をヘリで救助　

沖縄県の石垣島の沖合で、中国の貨物船が強風に流されて座礁し、海上保安庁が中国人乗組員19人をヘリコプターでつり上げて救助しました。

第十一管区海上保安本部によりますと、現地時間の２４日火曜午前９時半頃、竹富町の小浜島の北西５キロの沖合のリーフで、石垣港に向かっていたパナマ船籍の貨物船から「強風にあおられ座礁した」と無線で通報がありました。

海上は波も高く、転覆や沈没のおそれがあることから、石垣島海上保安部がヘリコプターで救助に当たり、通報から約３時間後に全員無事に救助しました。

乗組員は全員無事で、けがはないということです。

この貨物船はエンジントラブルで身動きが取れなくなり、北風に流され座礁したもので、救助活動の際、海上はうねり伴う波の高さが５ｍ、２３ｍの非常に強い北風が吹いていました。

なお、八重山地方には２４日から２５日水曜にかけて数年に１度の寒波が流れ込んでいることから、沖縄気象台は波浪警報と強風注意報が出し警戒と注意を呼び掛けています。

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