元女性自衛官が実名で性被害を提訴
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陸上自衛隊での性被害を実名で訴えた元自衛官の五ノ井里奈(ごのい・りな)さん(23)が先月30日、国や加害者を相手取り、横浜地裁に民事訴訟を起こし、国家賠償および、懲戒免職となった元隊員5人への損害賠償を求めました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
2月 27, 2023 16:27 Asia/Tokyo

陸上自衛隊での性被害を実名で訴えた元自衛官の五ノ井里奈(ごのい・りな)さん(23)が先月30日、国や加害者を相手取り、横浜地裁に民事訴訟を起こし、国家賠償および、懲戒免職となった元隊員5人への損害賠償を求めました。

五ノ井さんは都内の日本記者クラブで記者会見し「できることなら戦う選択をしたくなかったが、(元隊員らは)反省していないと感じた。このままではハラスメントの根絶は不可能なんじゃないかと思った」と述べました。

元隊員5人には精神的苦痛を受けたとして連帯で計550万円、国には十分な対策や調査をしなかった安全配慮義務違反があったとして200万円を賠償請求する見通しで、元隊員への請求が認められなかった場合は、国に計750万円を求めるということです。

なお、就学前から柔道を始め、中高生時代に全国大会に出場した五ノ井さんは現在、横浜市青葉区の小見川道場で柔道指導者としての道を歩んでいます。

また、今年8月には全日本実業柔道個人選手権大会への出場を予定しており、「私は、何度投げられても立ち上がること、相手に向かっていくことの大切さを柔道から学んだ。だから落ち込んでも、たたかれても、また立ち上がる」とコメントしています。

 


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