3月 18, 2023 16:30 Asia/Tokyo

日本の防衛大臣およびイギリス、イタリアの国防大臣による初めての3か国会談が東京で開かれ、2035年を目標に共同開発を進める次期戦闘機事業での協力強化で一致しました。

浜田防衛相は今月16日、来日しているイギリスのウォレス国防相、イタリアのクロセット国防相を防衛省に招いて会談し、日英伊で開発する予定の「次期戦闘機」について3国の結束を確認しました。

また、次期戦闘機の共同開発事業が3か国の将来にわたる協力の礎となると指摘し、「国際社会における安全保障の強化に貢献するものだ」と強調しました。

そして、「本日の会談を通じ、我々、3か国の結束と(次期戦闘機)開発への強い意志を確認したいと思います」と語りました。

一方で、イギリス、イタリアの両大臣からは緊迫化する国際情勢の中、「アジアとヨーロッパの安全保障は分けられるものではない」との認識が示され、共同開発への協力を強化していくことで一致したということです。

また16日の会談には、途中から、共同開発に参加する日本の「三菱重工業」、イギリスの「BAEシステムズ」、イタリアの「レオナルド社」の代表らも参加し、意見交換しました。

なお、日英伊3国の防衛相会談が開かれるのは今回が初めてで、日英伊3国は、去年12月、2035年までに「次期戦闘機」を共同開発することで合意しています。

日本は「次期戦闘機」を現在、航空自衛隊が使用しているF2戦闘機の後継とする考えで、日本がアメリカ以外の国と防衛装備品を共同開発するのは初めてです。

 


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