9月 02, 2023 20:37 Asia/Tokyo
  • 日本産水産物
    日本産水産物

中国当局は、福島第一原子力発電所からの処理水の海洋放出を理由に、日本産水産物の輸入を禁止しましたが、米メディアは、これによって中国にとり最大の水産物供給国のひとつであるロシアが間違いなく利益を得るとしました。

米メディア「ビジネスインサイダー」が伝えたところによりますと、ロシア当局はすでに中国への水産物輸出拡大に関心を示しているということです。

 

日本産水産物

 

同メディアはさらに、世界最大の水産物輸入国のひとつである中国が、日本による福島第一原発の処理水海洋放出の決定後、「中国の消費者を保護し、輸入食品の安全性を確保する」必要性を理由に、日本産製品の輸入を禁止したことを受けて、ロシア連邦動植物検疫局は直ちに、中国への露産水産物の供給を大幅に増やす用意があることを表明して、「中国市場はロシアの水産物輸出先として概して有望だ。我々は、認可されたロシアの企業や船舶、輸出の量や品揃えの増加を望んでいる」と声明を発表していると説明しました。

ビジネスインサイダーが指摘するように、ロシアはすでに中国にとって最大の水産物供給国のひとつであり、894社のロシア企業が中国への水産物輸出許可を得ています。また2022年時点で、ロシアの水産物輸出の半分は、中国、日本、そして同じく日本産食品の安全性に懸念を表明している韓国に輸出されています。

 


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