福島の被ばく牛を守る「希望の牧場」
3月 09, 2021 15:30 Asia/Tokyo
福島県浪江町の「希望の牧場・ふくしま」では、放射能を浴びて殺処分の通達を受けた牛を集めて世話しています。
約30ヘクタールの「希望の牧場」には殺処分の通達を受けている約350頭の被曝(ひばく)した牛が暮らしています。この牧場を経営する吉沢正巳さん(67)は、政府と東京電力に抗議し、放射能を浴びた家畜を殺処分する命令を拒否した人物です。
牧場は「見捨てられた命を守る」をモットーに少ないボランティアで必死の保護活動を続けていますが、これまでに100頭以上の牛がこの場所で死んでいきました。吉沢さんは、「福島の現実を一人でも多くの人に見て、体感してほしい」と話し、同牧場の見学を歓迎しています。
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