大阪市内のビルに消防が立ち入り検査、クリニック放火事件受け
12月 22, 2021 16:25 Asia/Tokyo
-
大阪市内のビルに消防が立ち入り検査
大阪・北区のクリニックが放火され25人が死亡した火災を受けて、大阪市内のビルでは消防による緊急の立ち入り検査が進められています。
NHKによりますと、このうち大阪 ・中央区の地下1階・地上5階建てのビルには22日、消防の特別査察隊3人が訪れ緊急の立ち入り検査を行い、隊員が階段を上りながら避難の障害になるようなものが置かれていないかや、消火器などの設備が備え付けられているかを確認していました。
検査の結果、このビルでは特に問題はなかったものの、隊員はビルの管理者に対して煙の流入を防ぐ防火戸が閉まるようになっているかなど、ふだんから確認するよう助言しています。
大阪市消防局では、今回の火災があったビルのように避難経路が1か所に限られる市内のおよそ5400の建物を検査の対象としていて、これまでに3000か所余りで検査を終えており、年内にすべての検査や指導を終えたいとしています。
この問題について、大阪市消防局予防課の中井孝暢係長は「避難に使う階段や廊下を適切に維持するのは重要なことであり、関係者の方にはその重要性を伝えていきたい」と語りました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ