日本で金の先物価格が最高値 ウクライナ情勢などで安全資産に需要
4月 14, 2022 21:27 Asia/Tokyo
日本では、金の先物価格1グラム8000円を超え、過去最高値を更新しました。背景には、ウクライナ情勢などを受け、安全な資産への需要増があるとみられます。
NHKによりますと、大阪取引所で行われている金の先物価格は、13日夜、一時1グラム8014円をつけ、過去最高値を更新しました。8000円を超えるのは初めてのことです。
背景には、ウクライナ情勢などによる世界経済の混乱から、安全な資産とされる金への需要が高まっていることがあります。
国内の貴金属店では、金価格の値上がりを受け、持っていた金を売ったり、さらなる値上がりを見込んで購入したりする人が増えているといいます。
田中貴金属工業・貴金属リテール部の加藤英一郎部長は、NHKの取材に、「今までは、金を持っていても何に使うのかわからないという人も多かったが、ウクライナ情勢をきっかけに資産防衛に関心を持った人が多いのではないか」と語っています。