東北新幹線きょう開業40年、大きな節目に記念式典やグッズ販売も
東北新幹線が、岩手県の盛岡駅と埼玉県の大宮駅との間で開業してから23日木曜で40年を迎えます
日本の報道各社によりますと、東北新幹線は40年前の1982年6月23日に岩手県の盛岡駅と埼玉県の大宮駅の間で開業しました。
開業の3年後に東京の上野駅、9年後に東京駅まで延伸したほか、2002年には青森県の八戸駅まで延伸し、12年前に東京と新青森の全線で開業しました。
JR東日本によりますとこの40年間の東北新幹線の利用者は、延べ19億人となっています。
さらにこの間に速度アップも進み、開業時は最高時速は210キロで、盛岡ー上野間は乗り換え時間も含めておよそ4時間かかっていたのが、現在は最高時速は320キロまでアップし、盛岡ー東京間は最短で2時間10分で結ばれています。
東北新幹線は、北海道新幹線が札幌に延伸する2030年度を目指してさらなる高速化にも取り組んでいて、ビジネスや観光などで東北と首都圏を結ぶ大動脈としての役割が期待されています。
東京駅では23日木曜朝、利用者や鉄道ファンがホームに入ってきた特別車両をカメラに収めていました。
なお、この節目に当たってJR東日本では、2022年に同社5方面の新幹線がそれぞれ周年を迎えることから「新幹線YEAR2022」キャンペーンを実施しています。
今回は、3月22日の秋田新幹線開業25周年に次ぐ第2弾として、東北新幹線大宮~盛岡間の開業40周年を記念したオリジナルグッズを発売するということです。
さらにJR盛岡支社は7月にかけて、盛岡駅を中心に歩みを紹介する展示や地域と連携したイベントを企画し、沿線の発展を支えた大動脈の歴史を発信する予定です。
また今月25日には仙台駅で、開業40周年の記念式典が行われることになっています。