11月 23, 2021 16:10 Asia/Tokyo
  • アルジェリアの柔道家、フェティ・ヌリン選手
    アルジェリアの柔道家、フェティ・ヌリン選手

今年夏の東京オリンピックでイスラエル選手との対戦を棄権したアルジェリアの柔道選手が、「パレスチナの人々の理想は、自分自身の理想である」と語りました。

IRIB通信によりますと、アルジェリアの柔道家、フェティ・ヌリン選手は、東京オリンピックでイスラエル選手との対戦を棄権したことで、国際柔道連盟から10年間の資格停止を言い渡されたため、柔道から引退するつもりだと述べました。

ヌリン選手はまた、「たとえ100年資格停止を言い渡されても、魂が体から抜けても、イスラエル選手との対戦を棄権したことは後悔しない。なぜなら、パレスチナの理想は我々の理想だからだ」と語りました。

ヌリン選手は、イスラム抵抗組織・ハマスはパレスチナとアラブの人々の栄誉であるとし、またハマスの軍事組織イッズッディーン・アル・カッサーム旅団を「我々の威厳とアラブ・イスラム共同体の誇りの源である」と述べ、「もし私がパレスチナにいたら、兵士として抵抗勢力とともに戦っていただろう」と語りました。

ヌリン選手と監督は、東京オリンピックでの対戦相手の組み合わせ抽選でイスラエル選手との対戦が決まったことから試合を棄権したため、国際柔道連盟から10年間の資格停止を言い渡されました。

ヌリン選手は、過去のアフリカ選手権で3回金メダルを獲得していますが、調査の末に今回の棄権が五輪憲章や同連盟の規則に違反すると判断されて資格停止処分を言い渡されたため、チャンピオンとしてのキャリアに事実上、幕が下ろされました。

 

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