国連が、イエメン案件の国際刑事裁判所付託を要請
9月 30, 2020 15:59 Asia/Tokyo
国連人権委員会が、イエメンの案件を国際刑事裁判所(ICC)に付託するよう安全保障理事会に求めました。
レバノンのテレビ局アルマヤーディンによりますと、国連人権委員会は29日火曜、スイスのジュネーブで開かれた会合において、サウジアラビア主導アラブ連合がイエメンに侵攻して始まった戦争で明らかな人権侵害が行なわれていることに言及し、安保理に対し、イエメンでの状況調査を国際刑事裁判所(ICC)に要請するよう求めました。
人権委員会はまた、アラブ連合軍への武器輸送の停止を求め、「この武器輸送が、イエメンの状況悪化に繋がっている」と強調しました。
サウジアラビアは、アメリカやアラブ首長国連邦など数か国の支援を受けて、2015年3月からイエメンに軍事侵攻し、この国を全面的に封鎖しています。
サウジ主導アラブ連合の攻撃により、イエメンではこれまでに1万6000人以上のイエメン人が死亡、数万人が負傷し、数百万人が住む家を失っています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ