4月 23, 2022 18:31 Asia/Tokyo

タフテラヴァーンチー・イラン国連大使が、占領下のパレスチナ聖地ベイトルモガッダス・エルサレムにあるアクサーモスクに対するシオニスト政権イスラエルの襲撃および、断食中のイスラム教徒の殺害に触れ、同政権の侵略行為と占領の停止に向けた国連の緊急措置を求めました。

今月15日以来、聖地とアクサーモスクの境内では、イスラエル軍とパレスチナ人礼拝者との間で、過去1年間で最も激しい衝突が発生しています。

この衝突において、これまでに数百名ものパレスチナ人が負傷したほか、450人以上が逮捕拘束されました。

イルナー通信によりますと、現地時間の22日金曜、米ニューヨークにてグテーレス国連事務総長が出席してのイスラム諸国の大使らによる会合が開催されました。

この会合では、イスラエル政権によるアクサーモスクへの侮辱行為や、被占領地パレスチナでの最近の情勢、さらには日々高まるイスラム恐怖症現象といった、イスラム世界の重要な問題について意見交換が行われています。

タフテラヴァーンチー大使はこの会合での演説において、パレスチナ領内での最近の動向や、アクサーモスクへの襲撃およびパレスチナ人断食者の殺害といったイスラエルの行動に触れ、「防衛手段を持たないパレスチナ人の保護・支援やイスラエルの占領・侵略行為の停止に向けた、特に国連をはじめとする国際社会の緊急装置を要求する」としました。

そのほかのイスラム諸国の代表者、大使らも演説し、パレスチナ問題の公正な解決およびイスラエルの占領終結には、国連の果たす役割が重要であることを強調しています。

この会合ではさらに、一部のヨーロッパ諸国におけるイスラム教徒への過激派のいやがらせ行為の激化やイスラム恐怖症の問題が議題として話し合われました。

 


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