8月 30, 2022 14:29 Asia/Tokyo

ポルトガル中部ポンバル近郊の民家の庭で、ヨーロッパ最大とされる大型草食恐竜の化石が発見されました。

フランス通信が30日火曜、報じたところによりますと、ポルトガルとスペインの古生物学者グループは今月初め、欧州で見つかったものとしては最大とみられる、大型草食恐竜の化石を、ポルトガル中部ポンバル近郊の民家の庭で発見しました。

今回見つかったのは、約1億5000万年前のジュラ紀後期に生息していた竜脚類の一種・ブラキオサウルス科の恐竜の化石とみられ、体高は推定12メートル、体長は25メートルに及んでいます。

今回発見された化石について、リスボン大学理学部のエリザベーテ・マラファイア教授は29日月曜、「欧州で、さらに恐らくは世界でも最大級の化石の一つだ」と語りました。

マラファイア氏によると、 今回脊椎と長さ約3mの肋骨が同じ場所から発掘されており、解剖学的構造に合致しており、「比較的まれな」事例だということです。

同研究グループはさらに数か月かけて調査を進めることを検討中だとしています。

化石の一部は2017年にすでに見つかっており、土地の所有者が庭を広げようと掘り進めていた時に気付いたということです。

竜脚類は長い首と尾が特徴で、史上最大級の生物の一つとされています。

 


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