対ロシア制裁の支持者は、ロシア製品の最大の顧客
11月 02, 2022 17:55 Asia/Tokyo
米紙ニューヨークタイムズが、「対ロシア制裁を支持する西側諸国の一部が今年2月以来、ロシアからの輸入を増やしている」と報じました。
ロシアが去る2月24日にウクライナでの特殊軍事作戦を開始した後、アメリカとその同盟国は制裁行使によって、輸入によるロシアの収入を減少させようとしました。
ニューヨークタイムズ紙は、経済複雑性観測所(The Observatory of Economic Complexity)からのデータを根拠にしたこの報告において、「ロシアからの物資や製品の輸入を増やしていた国の一部は、ウクライナでのロシアの特殊軍事作戦に強く反対していた国である。そうした国としてEU加盟国などロシアへの制裁を支持する国が挙げられる」と伝えています。
この国々の中で、スペインのロシアからの輸入は112%、ベルギーの輸入は130%、オランダは74%、日本は40%、ドイツは38%、ノルウェーは21%増加しています。
こうした中、一部の国は対ロシア輸出を削減しており、これらの国の対ロシア貿易収支が黒字となっています。