May 06, 2023 19:43 Asia/Tokyo

イタリアの首都ローマで、ホームレスらが厳しい経済状況と住む場所がないことを訴えてデモを行いました。

イタリアではここ数年、経済危機が続いたことで多くの人が失業し、家賃が払えないためにホームレスとなった人が多く発生しました。

統計によると、イタリアでは過去15年で貧困層の人口がおよそ3倍の560万人にまで増加しました。

国際通信イランプレスによりますと、伊ローマで数千人の失業者やホームレスらが、居住権や労働権、社会保障などを求めてデモを行いました。

イタリアのホームレスの状況は切迫したものになっています。多くの人が道路沿いで段ボールやテントの中で生活しています。

公式統計によると、昨年は393人のホームレスが命を落としました。イタリア統計局によれば、現在、同国のホームレス人口は10万人に達しているということです。

最近、欧州人権裁判所はイタリア政府を、地中海ランペドゥーザ島での難民4人に対する不当な対応や、法的根拠のない逮捕、集団追放などで非難しました。

右派のメローニ政権は難民対応に立て続けに失敗しており、先月には難民の増加を受けて緊急事態宣言を出しました。

この宣言では、地中海の島にある難民収容施設の混乱を解消するため、特例措置の必要性が記されています。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

タグ