May 30, 2023 14:57 Asia/Tokyo

世界最高峰エベレストの初登頂成功70周年を祝う式典が29日、ネパール東部のクムジュン村で開催されました。

フランス通信によりますと、この式典には、1953年5月29日に初登頂を果たしたニュージーランド出身のエドモンド・ヒラリー氏とネパール人ガイドのテンジン・ノルゲイ氏の息子らが出席しました。

29日の式典は、標高3790メートルのクムジュン村にあるヒラリー氏が建てた学校で行われたほか、首都カトマンズでも開催され、政府関係者や登山業界関係者など数百人が出席しました。

ヒマラヤ登山に関する記録をまとめた「ヒマラヤン・データベース」によれば、エベレストには過去70年間で6000人超が登頂していますが、その一方で300人以上が命を落としてきました。今年はこれまでに12人が死亡、5人が行方不明となっており、このペースで増えると年間死者数が過去最多となる可能性があります。

エベレスト登山は観光業に貢献しているだけでなく、登山関連業界の急成長を通じてネパール経済に利益をもたらしており、外国人登山者は、登山許可証の発給に1万1000ドル(約154万円)の支払いが求められています。

 


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