米政府が国境警備隊にイラン人旅行者の拘束を命じる文書が明らかに
2月 01, 2020 16:45 Asia/Tokyo
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アメリカ国境警備隊
イラン人を拘束するためにアメリカ国境警備隊に出されていた同国政府の機密文書が明らかになりました。
CNNニュースは、米・カナダの国境検問所の職員に対し、イラン国籍の旅行者を拘束・尋問するよう指示した米政府内の機密文書を入手したと報じました。
CNNによりますと、米税関国境警備局は先ごろ、一部の国境検問所でイラン人旅行客の拘束に関する報告を否定したばかりでした。
CNNは、日付の記載のないこの内部文書は、イランイスラム革命防衛隊のソレイマーニー司令官が米軍に暗殺され、イランが厳しい報復を行うと発表したころのものだとしています。
報道によりますと、この文書の目次の最初のページには、「イラク・バグダッドでのソレイマーニー司令官の暗殺テロの後、イラン最高指導者が厳しい報復を約束した。脅威の警告レベルは高い」と記されています。
このメモでは、米国の国境警備隊に対し、出生地がイラン、レバノン、パレスチナ、およびこれらの国の個人と関係がある人物すべてを尋問するように求めています。
これ以前に、メディアは、約200人のイラン国籍者が先月4日、米・カナダ国境で拘束され、尋問されたと報じていました。
しかし、米税関国境警備局はこの拘束報道を否定し、旅行客の往来の遅れは2020年の新年の混雑によるものだったと主張しました。
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