前代未聞の大寒波により、米で70人以上が死亡
(last modified Sun, 21 Feb 2021 12:25:38 GMT )
2月 21, 2021 21:25 Asia/Tokyo

テキサス州を中心としたアメリカ南部で、史上例を見ない大寒波と凍結で停電が続き暖房設備が使えないことにより、これまでに70人以上が死亡しています。

ファールス通信によりますと、アメリカの史上例を見ない大寒波により、死亡者数が増え続けてこれまでに70人が死亡した他、多くの人々が電気と飲料水がない状態のままになっています。

米政治専門紙ザ・ヒルのウェブサイトは、テキサス州フォートワースで、17日水曜だけで寒波被害が77件報告されたと伝えています。

テキサス州ヒューストン近郊のコンローでは16日火曜、11歳の少年が自宅のベッドの中で死亡しましたが、当局者はその理由を寒波による停電のための凍死と考えています。

米ニューヨークタイムズ紙も20日土曜、「テキサス州クロスビーで、酸素吸入器で呼吸補助を受けていた75歳になる退役軍人のアンダーソンさんが、寒波のために自宅が停電して酸素吸入器への電力が途絶えたために亡くなった」と報じました。

一部では、暖をとるためにエンジンをかけたままの車やジェネレーターを用いた人々が、一酸化炭素中毒により死亡する事件も起きています。

20日にはルイジアナ州で、自室にジェネレーターを置いて就寝した68歳の男性と44歳の女性が、呼吸困難に陥りました。

このような状況の中、バイデン米大統領は、テキサス、ルイジアナ、オクラホマ各州での緊急事態宣言発令に同意しました。同大統領は、テキサス州での停電や飲料不足に対しさらに多くの資源を投入できるよう、同州に対して大規模災害指定の宣言を出しました。

 

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